こんばんは。仙台空港北クリニック院長の蒲生俊一(医学博士 / 呼吸器専門医)です。
仙台空港北クリニックは、2022年2月28日をもちまして、中国指定検査機関へ登録されることとなりました✌🇨🇳🐼
2022年2月28日以降、当院から
- 中国本土、ハワイを含むすべての国地域へ向けた陰性証明書を
- 即日
発行することが可能となります!
これで当院もやっと「空港」の名に恥じぬ状況になれたかな、と感無量(かんむりょう)であります😂🛫😂🛫😂
また2022年5月30日から、中国渡航への陰性証明書のルールが再度変更となります。これがちょっとややこしいですので、今回わかりやすく解説いたします。
最新ルールではPCR2回+迅速抗原検査
つい先日(2022年2月28日)に新ルールが適用となったばかりですが、5月30日からさらなる新ルールが始まります。
当院をふくむ指定検査機関でおこなう必要があります。
1回目のPCRの検査とは異なる医療機関でおこなう必要があります。
しかし、これまでのような領事館の管轄のしばりはなく、全国どこの指定検査機関でもOKです
当院をふくむ指定検査機関でおこなう必要があります。抗原検査については、健康コードでなく、陰性証明書を直接空港へ持参する方式になります。
細かい点はまだ中国領事館より情報収集中・・・
以下、5月29日以前のルール
抗体検査が不要に、逆にPCRは合計 “3回” 必要になりました
これまでも中国渡航へ向けては独自の検査法(real time RT-PCRでの陰性確認に加え、IgM抗体の陰性確認)が必要でしたが、2022年2月28日以降はIgM抗体検査が不要となる代わりに、
- 予備検査
=搭乗予定日の7日前に指定検査機関でおこなう1回目のPCR検査
※搭乗予定日−7=検査日、3月10日搭乗なら3月3日に受ける必要あり - 交差PCR検査
=搭乗予定日の3日以内に【同一管轄地域内】の【2つの異なる】指定検査機関で受ける2回目および3回目のPCR検査
ですべて陰性を確認する必要があります。一度の渡航に対して3回ものPCR陰性が要求され、かつ独自に認定した指定検査機関での結果のみ受け付けるということで、中国がいま世界でいちばん水際(みずぎわ)対策のきびしい国であることは間違いありません。
このうち、搭乗予定日の3日以内におこなう交差PCR検査については、2つの異なる指定検査機関でのPCRが必要となります。中国渡航に向けての陰性証明を取得するにあたり、ひとつの医療機関だけでは完結できないことになります。
加えて、交差PCR検査を受ける2つの指定検査機関は、同一管轄地域でなくてはならないということになっており、さらに難解な状況になっております。
こういうのは図示すると少しわかりやすくなることが多いので、やってみましょう
中国駐日大使館、総領事ごとの管轄地域まとめ
都道府県の文字がどうしても小さくなってしまうのですが、画像をタップして拡大してご覧ください。
これを踏まえまして、実際に中国へ渡航する場合に検査を受けるパターンとして推測されるのが、特に当院の立地する宮城県のように地方に在住されている方だと、
- 予備検査、交差PCR検査の3回ともすべて居住地の管轄内で受ける
- 予備検査のみ居住地で受けたあと、交差PCR検査2回分は国際線の空港(成田など)の近くで受ける
フライト時間や前泊の有無、搭乗前の予定によって、このどちらかになると考えられます。実際シミュレーションしてみましょう。
3回のPCRをすべて宮城県で受ける場合
当院で検査を受けられるのは宮城県在住の方が多かろうと推察されますので、県内にある実際の指定検査機関を例に考えてみます。
宮城県で中国向け陰性証明書を発行できる医療機関、3つ
2022年2月28日以降、宮城県の指定検査機関は、
- 七郷クリニック
- 多賀城あかざクリニック
- 仙台空港北クリニック(当院)
この3箇所です。それぞれ医療機関の紹介は下記の記事をご参考くださいますと幸いです。
これら実際の検査指定機関の受診を念頭に、それぞれ簡単にご紹介いたします。
実際の渡航前準備シミュレーション
例として、国際線搭乗日を2022年3月10日とした場合
仙台空港北クリニック(以下当院)で1回目のreal time RT-PCR検査
そのさいに、予備検査後7日間の『自己健康状況観察表』をお渡しします。最終的に健康コードを発行するにあたり必要な書類の一つですので、記録をお願いします。
当院で2回目のreal time RT-PCR検査
- 七郷クリニック
- 多賀城あかざクリニック
のどちらかで、3回目のreal time RT-PCR検査
中国渡航の場合はPCRの陰性証明書だけでは不足で、自己健康状況観察表などいくつかの書類をオンラインで提出し、健康コードを取得する必要があります。
交差PCR検査に関しては、
・搭乗前「3日間以内」に
・2回のPCR検査を「24時間」あけて受ける必要があり
・「搭乗前日の午後8時まで」にすべての陰性証明書をふくむ必要書類をアップロードしなければならない
ため、かなり日程がタイトです。即日結果の出るreal time RT-PCR検査がほぼマストとなります。当院ではもちろんOKです。
予備検査のみ宮城県で受ける場合
こちらもだいたい同じですが、ひとつだけ注意点があります。
実際の渡航前準備シミュレーション
例として、国際線搭乗日を2022年3月10日とした場合
仙台空港北クリニック(以下当院)で1回目のreal time RT-PCR検査
そのさいに、予備検査後7日間の『自己健康状況観察表』をお渡しします。最終的に健康コードを発行するにあたり必要な書類の一つですので、記録をお願いします。
交差PCR検査で注意が必要なのが、「同一管轄地域の」指定検査機関から2箇所を選ぶ必要がある点です。こちらの画像の同じ色の地域の医療機関からお選びください。
上の画像の「同じ色の地域」のうち、「2回目とは異なる医療機関」で3回目のreal time RT-PCR検査
中国渡航の場合はPCRの陰性証明書だけでは不足で、自己健康状況観察表などいくつかの書類をオンラインで提出し、健康コードを取得する必要があります。
このように、交差PCR検査に関してはそれぞれの中国大使館、総領事館の同一管轄地域の医療機関から異なる2つを選ぶ必要があるため、例えば、
- 仙台空港北クリニックで予備検査と交差PCR検査その1を受けて
- 東京で交差PCR検査その2を受ける
といったやり方はできない点に注意が必要です。
とは言え、3回のPCRはお金がかかる・・・
検査の手順や日程の感覚についてはこれで把握できたとしても、実に3回ものPCR検査が必要になるわけです。例えば、PCR検査と陰性証明書代で1回33,000円とか35,000円とかかかるような医療機関の場合、3回でざっくり100,000円!!!も必要になってきます。じゅーまんえんですよじゅーまんえん!!!
普通に航空券が買えてしまう金額にわたしも口あんぐりです😧😧😧😧😧
そこでわたくし考えました。複数回のPCR検査の金銭的負担を、少しでも軽くできる当院の施策をご紹介します
指定検査機関認定【記念価格】予備検査+交差PCR検査1回分セット
- 即日結果のreal time RT-PCR検査【予備検査と交差PCR1回の計2回】
- 陰性証明書【2回分】
こちらをセット価格としまして、まるまる税込み48,000円でご提供いたします。
上記のシミュレーション通り、当院で2回まとめて検査をお受けいただき、3回目だけ他の指定検査機関で受けるのが、宮城県において最もリーズナブルに中国渡航を果たす方法です。
予備検査、交差PCR検査どちらか1回のみの場合、検査価格および証明書代は通常通りです
【まとめ】世界一きびしい渡航条件の中国も、仙台空港北クリニックの早い、安いPCR検査でクリア可能✌✌✌
現在、中国が間違いなく世界でもっとも渡航条件が厳しく、またその検査日程なども含めかなり複雑ではありますが、こちらのシミュレーション通りに検査スケジュールを組んでいただければ、無難に、安楽に、小難しいことは一切考える必要なく渡航が可能です。
ビジネスなどで中国渡航をご検討の方々に、当記事が少しでもお役立ちできるようであれば幸いです。
再见〜〜〜👋👋👋