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PCRは【PM5時ジャスト】までの診察なら【即日】結果
発熱患者さま【全員】【必ず】診察いたします
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団体 (組織) でのPCR検査はグリーンゾーン完備のクリニックへ

こんにちは。仙台空港北クリニック院長の蒲生俊一(医学博士 / 呼吸器専門医)です。

当院では、団体様でのPCR検査を受付しております。通常一人あたりのPCR検査費用は税込23,000円ですが、組織単位で検査をご希望の場合、以下の料金になります。

10 – 19人20 – 49人50人以上
1人 22,000円1人 21,000円1人 20,000円
価格は税込み

検査結果の説明はまとめて代表者へメールもしくは電話とさせていただきます。

PCR陽性の場合は、感染拡大を防止するため速やかにご本人にも電話いたします。

目次

発熱のない方はグリーンゾーンで検査をお受けいただけます

団体でPCR検査をご希望の場合、ほとんどの方が検査時点では無症状だと思います。

従って、予約いただいた時間に一般患者さま用の出入口からグリーンゾーン(ウイルスがいないと考えられるエリア)にお入りいただき、順番にPCR検査を実施いたします。

ただし、中には検査当日に突然発熱したり体調がすぐれなかったりする場合もあると思いますので、体調不良の方はクリニックに到着されたら院内には入らずに外で一度お電話ください。発熱患者さま用出入り口から院内にご案内いたします

動線分離-陰圧隔離-正面
グリーンが一般患者さま用出入口
オレンジが発熱患者さま用出入口
ゾーニング説明用図面

当院であれば100%院内感染しません、とまではもちろん言い切れませんが、このように発熱患者さまと一般患者さまのゾーニング(動線分離)を物理的に行い、院内に明確なグリーンゾーンを設置しているクリニックは日本国中を探しても相当にまれです。その分は「より安全にPCR検査を行えるクリニックである」と自負しております。

「だ液」によるPCR検査を行います

当院では、症状がない方のPCR検査には長い綿棒(スワブ)を鼻の奥に突っ込んでグリグリする鼻咽頭拭い液(びいんとうぬぐいえき)でなく、専用の容器にだ液(だえき)を多めに出していただき検査を行います。

痛みもなく、綿棒の刺激によってくしゃみを誘発することがありませんので、院内感染を抑制しより安全に検査を行うことができます。

どんなに清掃をしても、くしゃみによって飛沫が飛び散ってしまうと、飛沫の中にはすぐに床に落ちずに空気中を漂う(ただよう)ものも生じてしまい、次にPCR検査をする人の院内感染リスクが高まってしまいます。そういった意味では、唾液による検査が「より安全」です。

症状のある方のPCR検査に関しては、検査の確実性を最大限に優先し、専用の陰圧隔離室で万全のエアロゾル対策を行った上で鼻咽頭拭い液を採取します。
また、無症状の方でも鼻咽頭拭い液での検査を希望される場合は、同様に陰圧室で対応させていただきます。

10人以上の場合は院外でのだ液採取に対応します

厳密に10人というわけではありませんが、ある程度まとまった人数でのPCR検査をご希望の場合、代表者にご来院いただいてだ液の採取容器をお渡しし、持ち帰って採取してご持参いただくこと可能です。事前にご相談下さい。

当院はゾーニング(動線分離)を徹底している医療機関ではありますが、そうは言っても安全をより追求するために待合室が密になる状況はなるだけ避けたいのが偽らざるところです。

従って、ご連絡担当者さまと打ち合わせを行い、双方で合意が取れた場合は、院外でのだ液採取によるPCR検査を実施させていただきます。

団体PCR検査での「結果」はどう解釈する?

まず、

「検査結果が陽性だった場合に、本当に感染している・・と考えられる度合」を特異度(とくいど)

「検査結果が陰性だった場合に、本当に感染していない・・・と考えられる度合」を感度(かんど)

といいますが、PCRは

【特異度はほぼほぼ100%に近く(99.9%以上)】
→そのため、PCR陽性=感染していることがほぼ確実

【感度はいいとこ70%程度】
→そのため、PCR陰性=感染していない可能性が高いと考えられるが、感染しているのに見逃した可能性が30%は残る

といった性格の検査法です。

世間の声

PCR陰性でも感染を完全に否定できないんじゃ欠陥検査じゃないか!

と思われるかも知れませんが、現代の科学技術ではPCR以上に特異度と感度が高い検査方法は存在しないため、我が国の厚生労働省も、世界中の保健機関も、PCRの検査結果をもって感染を判断する、ということにしているわけです。

「集団としての今後の方針を決めるための検査」と捉える(とらえる)

団体で検査を行うにあたり、あらかじめ必ず押さえておいていただきたいのが、

PCR検査を実施すれば、ある一定の割合で陽性者は出る。当然出る

ということです。

例えば丸一日、人が行き交う街中で出歩く人をすべて無作為に検査をしたとします。検査した人全員が無症状であったとしても、間違いなく一定数のPCR陽性者が見つかることになります。

さらには、PCR陰性と出た人の3割が、本当は新型コロナに感染しているのに感度(せいぜい70%)の問題で見逃してしまっているかも知れないわけです。

唖然とする社長

我が社でコロナ感染者が出たら大変だ。検査なんかしないでおこう

女社長

PCR陰性でも感染が100%否定できるわけでないなら、検査なんかしたって意味がない

一見するだけでは、こうお感じになられる方もおられるかと思います。私が何を申したいかというと、団体でPCR検査をする場合はあくまで「集団としての今後の方針を決めるための検査と捉えてほしい」ということなのです。

PCR陽性は御社でもある一定の割合で必ず出ます。陰性でも30%は見逃す可能性のあるPCR検査ですが、70%はちゃんとひっかけます。

陽性者が出るのを恐れ状況を放置して、結果社内で感染が拡大してしまってはかえって大打撃です。

この新型コロナウイルスというやつは、個々人がいくら気をつけていたとしても感染してしまう可能性のある厄介なもので、きちんと気をつけていたのに感染してしまった場合はもうそれは仕方がないです。当人が責められるべきではありません。悪者を見つけるために検査をするとか、そういった目的でPCRを行うものではありません。

ただし、もし従業員のうち誰かが感染していることが判明したのならば、すみやかに隔離を行うなりしなければなりませんし、さらには、PCR検査の結果、それなりの数陽性者が出てしまうことが判明したような会社は、仮に従業員の中にコロナ感染者が潜んでいても感染が拡がるのを可能な限り予防するような措置、例えば

  • 密になってしまうような状況を作らないように指示する
  • 休憩室などの使い方を工夫させる
  • 作業あたりに必要な従業員を空間や時間で分離し同時に業務させないようにする

などなどをいま一度再検討すべき状況にあるということです。

理想を言えばという話にはなってしまいますが、定期的に従業員のスクリーニング(広く検査すること)を行い、着実な感染者隔離と社内環境の整備を繰り返していくことが、ひいては御社を感染に強い会社に鍛え上げ、このコロナ禍において自信を持って経済活動を行っていく大きな後押しとなるものと考えます。

以上

10 – 19人20 – 49人50人以上
1人 22,000円1人 21,000円1人 20,000円
価格は税込み
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