当院では、保険適用および自由診療による新型コロナウイルスのPCR検査を行っております。検査結果は【原則即日】電話かメールで連絡いたします。
院内のPCR装置がすべて使用中の場合は検査会社に委託する外注検査となり、結果は1日半〜2日半以降となります。
【感染疑い患者さま】および【PCR・抗体検査】診察予約
※ 一般外来の患者さまは予約不要です。直接ご来院いただき、一般用入り口からお入りください。
※ 発熱外来の診療開始は午前10時からです。
検体としては、鼻咽頭拭い液(びいんとうぬぐいえき)、唾液(だえき)、両方とも対応しております。
- 陰圧隔離室で万全のエアロゾル対策を行った上で鼻咽頭拭い液を採取
- 無症状の方は、基本的にはだ液を一般外来ゾーンで採取
新型コロナが5類となり、発熱外来の役割もかわりつつあると考えます。今後は、とにかく自粛自粛「ではなく」コロナと社会生活の折り合い(おりあい)をつけていく中で、
- 学校や仕事といった社会経済活動の邪魔にならない
- 社会機能が維持できないほどのクラスターの発生までは防ぐ
- 重症化リスクのある方を守っていく
そういった感染対策はおさえつつ、社会を回していくことが重要です。
気になる症状があればもっと手軽に検査を受けられる「待ち時間の短さ」と「痛みのなさ」そしてもちろん「PCR検査による高精度」を、「だ液」でご提供できる体制をととのえました。
また、当院は熱のある方を的確にゾーニングする動線分離型の内科クリニックです。
発熱等の自覚症状がある患者さまがPCR検査を受けられる場合は、発熱患者さま専用の出入口から直接入っていただくことで、待合室にいる一般患者さまと接触しないようゾーニング(動線分離)しています。
無症状で自費によるPCR検査を受けられる方は、一般患者さま用の出入口を使っていただくことによって発熱患者さまと動線分離を行い、新型コロナやインフルエンザなどの感染症をうつされるリスクを低減させております。
保険適用によるPCR検査
- 発熱が数日続いている
- 味覚障害や嗅覚障害が発症している
- 乾いた咳が止まらない
- 息切れがあり呼吸が苦しい
上記の症状があり、当院にお越しいただいた上で医師が新型コロナウイルス感染の疑いがあると判断した場合は、PCR検査が保険適用となります。
ただし、「俺は濃厚接触者だ」「症状はないけど周囲で陽性者が出たから念のため検査したい」という自己申告のみでは保険適用にはなりません。あくまで医師の判断を要します。
また、実際には味覚や嗅覚が正常なのに「味を感じない」「匂いがしない」などの申し出は、場合によっては虚偽申告にあたり行政処分の対象になることも否定しきれません。十分にご注意くださればと存じます。
以前よりは保険適用PCR検査が身近になってきた
- はっきりとした症状があるのに検査を受けられない!
- たらい回しにされた挙句ようやく検査を受けられた!
上記のような報道やSNSでのつぶやきなどを見たり聞いたりしたことがあるのではないでしょうか。
以前は確かにこのようなことがありました。保健所の認可を受けてPCR検査を請け負う医療機関がほとんどなかった頃は、PCR検査を受けられるところを探した挙げ句、たらい回しにされた方が大勢いらっしゃいました。
しかし現在の状況はというと、検査を行う体制も徐々に整いつつあり、以前よりは保険適用のハードルがずいぶんと下がっております。当院が位置する名取市でも、これまでは保険適用でPCR検査の行える医療機関がほぼ皆無でしたが、当院が開院したことでだいぶ検査には手が届きやすくなりました。PCR空白地帯がやっと解消し、私もほっとしております。
ただそうはいっても、名取を含めた宮城県南地域はもちろんのこと、近隣の仙台や福島県北でも保険適用PCR検査を含めた新型コロナ対応を行っている医療機関はまだまだ少数なのが現実です。
当院はこういった患者さまを可能な限り受け入れ、感染対策を全力でサポートさせていただく目的で開院したクリニックですので、感染が疑われる症状が出ているのに、居住区において検査を受けられていない方は遠方でも当院にお越しくだされば保険適用の可能性はあるかも知れません。
また症状がある方でも、どうしても鼻咽頭拭い液の採取が困難な方については、陰圧隔離室でだ液の採取に対応しますので、お気軽におっしゃってください。ただし、だ液によるPCR検査の保険適用は「発症から9日以内」と限定されております。お越しくださる際はお早めにお願いいたします。
【感染疑い患者さま】および【PCR・抗体検査】診察予約
※ 一般外来の患者さまは予約不要です。直接ご来院いただき、一般用入り口からお入りください。
※ 発熱外来の診療開始は午前10時からです。
大切な税金ですので保険適用は適正に行っています
保険適用保険適用と気軽に言っているように聞こえるかもしれませんが、原資は全て大切な国民の税金です。あくまで客観的に症状のある方が保険適用の対象です。
症状がないのに虚偽の申告をしたり、あるいは「濃厚接触者だ」と自己申告があっても、当院の医師が新型コロナを疑わない場合は、PCR検査の保険適用はできません。
国民の皆さまが汗水流して働き払った税金ですので、適正な診断の上で保険適用の可否を判断するのが医師としての務めと常日頃から考えております。
「5類」移行後は、保険適用での検査代にも一部自己負担が必要になります
2023年5月8日から、新型コロナウイルス感染症が「5類感染症」に変更となります。保険適用での検査において、インフルエンザの検査などと同様に保険割合に応じた一部自己負担金が必要になります。
そのほか、新型コロナウイルスの疑わしさを判断するためにレントゲンなどの追加検査が必要になることも場合によってはございます。これらの費用は患者様の3割負担(高齢者は1割負担)になりますのでご留意下さい。
- PCR検査料:患者さまの窓口負担3割〜1割
- 受診料:患者さまの窓口負担3割〜1割
- レントゲンなど追加検査の料金(検査を追加した場合):患者さまの窓口負担3割〜1割
なお、当院では院内でPCR検査を行うことができる医療機関ですので、結果は【原則即日】判明します。ただし、院内の検査処理能力を超えた分に関しては検査会社に依頼する外注検査となり、結果判明には早ければ1日半、遅いと2日半かかります。
その間は周囲との接触を避けて自己隔離をお願いいたします。結果が出次第、当院からご連絡いたします。
子ども医療費助成の対象です
宮城県名取市、仙台市、岩沼市、柴田郡、亘理郡などで実施されている「子ども医療費助成」の受給者証をお持ちの場合、保険適用のPCR検査代も助成の対象になります。受診の際には受給者証をお持ちください。
全額患者様負担によるPCR検査(団体割引あり)
症状が一切ないものの、
- コロナかもしれないからお金を払ってでもPCR検査を受けたい
- 海外渡航に陰性証明が必要で、PCR検査を受けなければならない
- とにかく急ぎで検査したい
といった方は、診察料や消費税含めすべて込みで23,000円で唾液PCR検査が可能です。なお、検査結果は【原則即日】電話またはメールでお知らせ致します。
院内のPCR装置がすべて使用中の場合は検査会社に委託する外注検査となり、結果は1日半〜2日半以降となります。
診断書は有料
診断書をご希望の場合は別途5,000円(税込)の費用をご用意ください。また、診断書郵送をご希望の場合は、プラス500円(税込)で承り(うけたまわり)ます。
なお、テレビなどでご存知かもしれませんが、「PCR結果が陰性」だったとしても「100%新型コロナに感染していない」ということが証明できたというわけではありません。
「検査結果が陽性だった場合に、本当に感染していると考えられる度合い」を特異度(とくいど)
「検査結果が陰性だった場合に、本当に感染していないと考えられる度合い」を感度(かんど)
といいますが、PCRは
【特異度はほぼほぼ100%に近く(99.9%以上)】
→そのため、PCR陽性=感染していることがほぼ確実
【感度はいいとこ70%程度】
→そのため、PCR陰性=感染していない可能性が高いと考えられるが、感染しているのに見逃した可能性が30%は残る
といった性格の検査法です。
陰性証明書があっても感染を完全に否定できないんじゃだめじゃないか!
と思われるかも知れませんが、現在の科学技術ではPCR以上に特異度と感度が高い検査方法は存在しないため、我が国の厚生労働省も、世界中の保健機関も、PCRの検査結果をもって感染を判断する、ということにしているわけです。
「PCR陰性でコロナに感染していないことが確定したので、どこへ行って何をしてもいいんだ」というわけではないことは是非ともご承知おきくださればと思います。
他院との価格比較
保険適用外でのPCR検査費(当院の場合税込23,000円)については、仙台〜名取市を含む宮城県南地域〜福島県北で検査を受けられる医療機関の価格調査を実施しておりますのでご参考にされてください。
当院は安い方ではありますが決して最安値ではありません。最安ではありませんが、コロナ院内感染リスク低減のためのゾーニング(動線分離)をはじめとした感染症対策を徹底した医療機関です。
PCR検査場に人が集まったことで、そこから感染が広がってしまったという世界各国のニュースを聞いたことがあると思います。
その点、当院は「徹底した清掃」とか「換気に気を遣う」といったかけ声だおれのあいまいな対策に終始することはありません。気道感染症の専門家である呼吸器専門医が、物理的に新型コロナウイルスを遮断するゾーニング(動線分離)をはじめとした二重三重の感染対策を張り巡らせた、感染症に対する防御の面ではカッチンコチンに硬い鉄壁のクリニックとなっております。
10人以上の自費PCR検査は団体割引あり
法人など、10人以上でまとめてPCR検査をご希望の場合は、当院の手間が一部省けますので団体割引を適用させていただいております。
人数 | 割引額 |
---|---|
10 – 19人 | 1人につき1,000円割引 |
20 – 49人 | 1人につき2,000円割引 |
50人以上 | 1人につき3,000円割引 |
団体様の場合の検査方法等については下記をお読みください。
検査の流れ
(1) 処置室にお呼びして写真の容器をお渡しします
(2) 1~2分、口をとじてうつむき、口腔内にだ液をためてください。
(3) 容器の線のところまで (約2 ml)、少しずつだ液を出していただきます。
注意事項
- 検査の30分前から、うがい・飲食・歯磨きはさけてください。
- ガムなどの刺激で出た唾液では正しく検査できない懸念があります。唾液は刺激なしでゆっくりと採取しましょう。
PCR検査のお申し込み方法について
下記ボタンから検査希望日を指定してお申し込みください。メモ欄(医師への要望欄)に「PCR検査希望」と記載をお願いいたします。
【感染疑い患者さま】および【PCR・抗体検査】診察予約
※ 一般外来の患者さまは予約不要です。直接ご来院いただき、一般用入り口からお入りください。
※ 発熱外来の診療開始は午前10時からです。
以上